ヒューマンドキュメンタリー映画祭・阿倍野|第13回・2015年度映画上映

第13回(2015年)上映作品

三里塚に生きる(140分)

成田空港の第一滑走路と第二滑走路に挟まれた畑で、黙々と汗を流す老農夫がいる。彼の頭上を、爆音を轟かせるヒコーキが飛び交う。ヒコーキの乗客からは、いまも空港建設反対を貫く彼の姿は見えない。 「なぜ反対をつづけるんですか」と問う。
「悩んで、闘って、傷ついたことも、多くの仲間が死んだことも、空港ができたことで忘れられていくわけだっぺ。それは絶対に許せねえんだよ」。
「でも、長い時間が経ちましたね」とさらに問う。
「時間の問題じゃねえ。長いものさしが必要だっぺ、人間もよ、地球もよ」。
やさしく微笑んだ老農夫は、ふたたび故郷の土を耕しはじめた。

三里塚の人々は、なぜ国家権力と闘ったのか?
『日本解放戦線・三里塚の夏』(小川紳介監督/1968年)のキャメラマン大津幸四郎が45年ぶりに三里塚を訪ね、「忘れられた人々の、忘れられない物語」を旅するタイムトリップ・ドキュメンタリー。
※香港国際映画祭2015正式招待作品

大津 幸四郎 監督(撮影)

1934年、静岡県に生まれる
1958年、静岡大学文理学部を卒業し、岩波映画製作所に入社。1963年、同社を退社し、フリーランスのキャメラマンに転身。土本典昭や小川紳介の監督によるドキュメンタリー映画で撮影を手がけた。
※プロフィールは、ウィキペディア(Wikipedia)より転載

代島 治彦 監督(編集)

1958年、埼玉県に生まれる。
早稲田大学政経学部卒業。博報堂に勤務したのち、雑誌編集者、放送作家、広告プランナーなどを務める。1988年にはスコブル工房を設立する。
1992年、オムニバス映画『パイナップ・ツアーズ』の製作を手がける。1993年に開催された山形国際ドキュメンタリー映画祭では、世界先住民映画祭をプロデュースする。1994年から2003年まで、映画館BOX東中野(2004年以降は「ポレポレ東中野」)の代表を務めた。
2006年に監督したテレビ番組『戦争へのまなざし 映画作家・黒木和雄の世界』は、ギャラクシー賞奨励賞を受賞。2006年から2011年にかけて、全10巻のDVDシリーズ『日本のアウトサイダーアート』で監督・撮影・編集を手がけた。
2011年、代島の監督した映画『まなざしの旅 土本典昭と大津幸四郎』が公開される。同年、著書『ミニシアター巡礼』が大月書店より刊行される。2012年、岩佐寿弥監督の映画『オロ』を製作する。2014年、大津幸四郎との共同監督による『三里塚に生きる』が公開される。
2017年4月、『まるでいつもの夜みたいに〜高田渡 東京ラストライブ〜』を渋谷アップリンクにて公開。2017年9月、『三里塚に生きる』の姉妹編『三里塚のイカロス』をシアター・イメージフォーラムにて公開。
2018年1月、『三里塚のイカロス』が第72回毎日映画コンクール・ドキュメンタリー映画賞受賞。
※プロフィールは、ウィキペディア(Wikipedia)より転載

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舞台挨拶(代島 治彦 監督)


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