ヒューマンドキュメンタリー映画祭・阿倍野|コンテスト

ヒューマンドキュメンタリーコンテストは2016年をもって終了しました<2017年のコンテスト作品は募集していません>

プロ・アマを問わず、ドキュメンタリー文化を育むことを目的に開催を続けてきたヒューマンドキュメンタリーコンテスト。今では、当コンテスト出身の映像作家も誕生しています。全国各地から、毎年多数の作品が応募され、《阿倍野》がドキュメンタリストの発表の場として広がってきましたが、ヒューマンドキュメンタリーコンテストは2016年をもって終了しました。コンテストへご応募いただいたみなさま、ありがとうございました。さらなるご活躍を期待しています。

2016年度(第12回)ヒューマンドキュメンタリーコンテスト入賞作品

最優秀賞

「私たちは、【カラフト】を知らない。」(20分)
制作者:稚内北星学園大学樺太プロジェクトさん
日本最北端の町、稚内から見える島、ロシアサハリン。その島は、70年前まで日本でした。稚内に住む私たちは、その島の名前、「樺太」という漢字すら書けません。戦争を知らない私たちが、過去を知り、自らの住むまちを見つめ直すことで、どう変わっていくのか。戦後70年、樺太と私たちのお話です。

「軍属だったひいおじいちゃん」(17分30秒)
制作者:松本 日菜子さん
松本日菜子は、都内の大学に通う20歳。祖母、飯田尚世の家には、軍属だった曽祖父・眞柳照乎に関する資料が多く残されている。しかし、戦争経験もなく彼に会ったこともない松本にとっては、写真の中だけの遠い存在だった。ところが、殉職船員追悼式があると聞き、そこへ訪ねたことを皮切りに彼の死を巡る旅がはじまった。松本は親戚や過去の資料を調べたりしながら、彼の姿や当時の状況を徐々に知ることとなる。70年の時を超え、そ曽孫が亡き曽祖父に憧れ、たどり、寄り添いながら、“戦争”“軍属”について考える。

審査員特別賞

「子どもとママの居場所」(15分)
制作者:高田 詩織さん
「なんでこの人達笑っているんだろう」。重症心身障害児を育てる先輩ママを見て衝撃を受けた。
思い描いていた子育て生活との違いにとまどい、引きこもりがちだったが、同じ境遇のママたちと出会ったことで変わった。子どもが通う『放課後等デイサービス』を造ることを目的に集結したママ達だったが、いつのまにか自分達の居場所にもなっていた。
同じ悩みを抱え、共に乗り越え、将来を語り合うママ達の笑顔と強さがそこにあった。

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入賞

「感動がひとを動かす~市民第九合唱団の軌跡」(20分)
制作者:白石 拓也さん
※稚内北星学園大学 牧野竜二先生が代理でご出席されました。
日本最北端の町、稚内市に歓喜の歌が響きました。歌を奏でるのは、この日まで練習を重ねた市民たち。この物語の舞台である稚内や利尻島にいたっては、大きなホールはないし、指導者もいない。音楽環境に恵まれていない地方の住民が、自分たちのできる限りの努力をし、舞台に立つ姿を描くよう、心がけました。

「8年前を歩く」(19分49秒)
制作者:春名 美咲さん
私は中学一年生の時、いじめられ、それを理由に中学校を転校しました。私はそのことを、ずっと周りの人に隠して生きてきました。今年、21歳になった私は、自分と向き合うために、過去をたどる旅をすることを決めました。“嫌いな土地”だった岡山への再訪、当時の友達、学年主任の先生、そして、いじめの主犯格の女の子との再会を通じて、傷ついた過去とどう向き合うべきかを問います。

「20匹は生きている」(19分55秒)
制作者:須藤 菜々子さん
多摩川の河川敷で人間に捨てられた犬と猫、20匹と暮らすホームレスがいた。
毎日、空き缶を売って得たわずかな収入はほとんどドックフードに消える。自分の食事は一日一回。ひどいときは二日間、何も食べられないこともある。
しかし、それでもこの生活を続ける。
「見捨てられないから。」彼の理由はそれだけだった。

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これまでのヒューマンドキュメンタリーコンテスト受賞者

2005年(第1回)から2015年(第11回)まで開催したドキュメンタリーコンテスト受賞者をご紹介いたします。(※一部編集中がございます。申し訳ございませんが、ご了承ください)

2005年(第1回) <最優秀賞>
●羽包む(はぐくむ)(制作者:中井 佐和子)

この作品は私にとってとても身近な世界を写したものです。そしていま私は東京で就職してなべっちや当時のクラスメイト達とも遠く離れていますが、「羽包む」をみると高校時代のみんなや自分に会えるような気がします。
私の目にしか映っていなかった光景を、作品にすることで誰かが見て、何かを感じてくれる。そのことがとても新鮮でした。

<入賞>
只今編集中です。お待ちください。
2006年(第2回) <最優秀賞>
●天神の響(うた)(制作者:増田 正吾)

この「天神の響」は、日本三大祭の一つ、天神祭にカメラを向けたものです。
当初、僕は「天神祭」を撮影しようとしていました。しかし、大阪天満宮の方や天神祭太鼓中の方と話をするうちに本当の魅力は祭に参加する人々にあるんではないか?と思い始め、「天神祭」を通じて「人間」を撮影するように心がけました。そうして生まれたのがこの「天神の響」です。
祭に魂をかける人々の情熱を感じていただければ嬉しいです。

<入賞> 只今編集中です。お待ちください。
2007年(第3回) <最優秀賞>
●姉日和(制作者:和田 香織)

<入賞> 只今編集中です。お待ちください。
2008年(第4回) <最優秀賞>
●学校を辞めます -51歳の僕の選択
(制作者:湯本 雅典)

僕は51歳で東京都の公立小学校の教員を自主、中途退職した。それは、本意ではなかった。僕にとって、毎日学校に行くことはあたりまえの「日常」だった。しかし。それが急にできなくなる事態が襲ってきたのである。この作品は、退職するまでの一年半を記録したビデオである。

<入賞> 只今編集中です。お待ちください。
2009年(第5回) <最優秀賞>
●アザラシに揺れる村(制作者:牧野 竜二)

<入賞> 只今編集中です。お待ちください。
2010年(第6回) <最優秀賞>
●感謝一筋 ~片井さんの鍛冶屋“鉄”学~
(制作者:西村 明弘)

<入賞> 只今編集中です。お待ちください。
2011年(第7回) <最優秀賞>
●3.11からNext〜ある歯科医の挑戦〜《序章》
(制作者:池田 由利子)
●出張紙芝居〜笑顔を君に〜(制作者:橘 剛史)

<入賞>
●待合室の、片隅で。(制作者:牧野 竜二)
●あみLOVE友(制作者:兵庫県立小野高等学校・放送部 大江 真理)
●真珠の首飾り(制作者:辻村 真依子)
●硫黄島から戻ったイチョウ(制作者:山下 香)
●大切な毎日(制作者:宮中 里奈)
2012年(第8回) <最優秀賞>
●私たちは忘れない―福島 避難区域の教師たち―
(制作者:湯本 雅典)

<入賞>
●雨にも負けず(制作者:兵庫県立小野高等学校放送部)
●島のタクシーが行く(制作者:山本 古)
●ある夏の雲(制作者:上中 惇)
●ぼくの風変わりなアパート(制作者:稲葉 健太)
●津波に負けなかったギター(制作者:堂腰 弦)
2013年(第9回) <最優秀賞>
●「スパイ」からの手紙(制作者:末盛 亮)

<入賞>
●僕は、あきらめないから(制作者:兵庫県立小野高等学校放送部)
●しわのて(制作者:津野 里佳子)
●子どもたちと生きるために福島の教師たち(制作者:湯本 雅典)
●散歩する人(制作者:上中 淳 )
●祖母(制作者:三浦 渉)
2014年(第10回) <最優秀賞>
●パパ(制作者:橋富 勇斗)

<入賞>
●文化の架け橋を目指して
(制作者:稚内北星学園大学・代表者 白石 拓也)
●李さんの綿(イさんのわた)(制作者:湯本 雅典)
●自由を手に入れて・・・私たちのメッセージ (制作者:藤村 大地)
●花の名前 (制作者:上中 淳)
2015年(第11回) <最優秀賞>
●被ばく牛の生きる道(制作者:松原 保)
●『家』(制作者:沼能 奈津子)

<入賞>
●たったひとりのお医者さん〜地域医療の現場から〜
(制作者:新行 希望)
●認知症サラリーマン〜もう一度誰かのために〜
(制作者:玉手 秀人)
●青い目の人形プロジェクト(制作者:中央大学FLP松野良一ゼミ)
●飛行機の神様 〜元一式陸上攻撃機パイロットと空の記憶
(制作者:中央大学FLP松野良一ゼミ 笹沼麻奈美)

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