第8回 2010年 8月22日(日) 10:00~
9年間にわたる日本と海外での上映やテレビ放送で、200万人以上が鑑賞した感動作。
阪神・淡路大震災で倒壊した自宅のがれきの下から救出された、
神戸の女子大生・佐野由美さんは、巨大な破壊の中で絶望する。
「自分が志す美術作家が、何の役にも立たない」。
それでも佐野さんは、身の回りの被災状況を本能でイラスト日記に残していく。
嘘や誇張のない等身大の記録は、人々へのいたわりや故郷・長田への愛情にあふれ、
その後出版されてベストセラーになる。
そして彼女は、
大学卒業と同時に、ネパールのスラム街に渡り、
ボランティアの小学校の美術教師になる。
そこで1年間暮らしながら自分の美術を、社会の中で意味あるものにするために、
カースト制度の最下層の人々と交わり、描き続ける。
「人というものが解ってこそ、描ける絵があるんじゃないかと思うんです」
震災、スラム街…。過酷な現実と向き合いながら、
彼女は自分の"生きる意味"をつかみ取っていく。
そして「あの日」が来た…。
日本賞・ユニセフ賞 アジアテレビ賞ほか
公式HP:http://with2001.com/