松岡 環 (監督)

南京大虐殺の元兵士や被害者の記録を撮り、総監修として本や映像を制作。集会や写真展を主宰。南京へは70回。

武田 倫和 (監督)

映画監督原一男の大阪『CINEMA』塾でドキュメンタリー製作を学び、その後映像製作集団ノマドアイを設立。

林 伯耀 (監督)

在日中国人二世。南京大虐殺六十ヶ年大阪実行委員会及び神戸南京を結ぶ会メンバー。元兵士の調査活動に参加。

70年を経過した今も「南京大虐殺」は論争の的となっている。
しかし、加害・被害の体験者達の声が積極的に取り上げられる機会は少なかった。
彼らの貴重な体験の記憶が時の流れの中で失われていくその最後の機会に、
元日本兵250人以上・中国人被害者300人以上に取材をし、
その記憶を拾い集めた。
彼らの記憶は、長い年月を経てもなお、
それが昨日のことのように生々しく語られる。
同じ場所・時を経験した彼らの記憶は、
加害側・被害側に引き裂かれた状態になってきた。
両側の記憶を重ね合わせた時、「南京大虐殺」の姿がくっきりと見えてくる。

香港映画際出品

公式ブログ:http://nanjinghikisakaretakioku.osakazine.net/

【予告編】南京 引き裂かれた記憶