横山 隆晴(プロデューサー)

1953年新潟生れ。フジテレビ編成制作局ゼネラルプロデューサー。多くのドキュメンタリーを制作し受賞歴多数。

人生の再出発をめざして、上海に妻と娘を残し、一人の中国人男性が日本へ渡ってきた。
しかし、日本の大学へ進学したいという希望は現実の前に閉ざされてしまった。
渡航のため多額の借金を背負った彼は、
自らの夢を一人娘に託そうとして、いくつのもの仕事をかけもちしながら、
7年間上海へ仕送りを続けた。
娘は見事父親の期待に応えてニューヨーク州立大学に合格したが、
上海に残る母親、東京で働き続ける父親と、3人は離ればなれに暮らすことになる。
懸命に生きる家族の姿は、閉塞的な時代状況に生きる我々に、
国境を越えて、世代を超えて、時間を超えて、
家族の絆の強さを知らしめ、勇気を与えてくれる。
テレビ放送に感動した大学生の熱意により、映画館での上映企画が実現した作品である。

公式HP:http://nakinagara.net/

【予告編】 泣きながら生きて