第8回 2010年 8月22日(土) 11:30~
日本最大の日雇い労働者の街、あいりん地区で演奏を続ける男性がいる。
ピアニスト合田清は大学卒業後、ピアノ教室を経営し、充実した日々を送っていた。
しかし震災で仕事を失ない、家族にも去られホームレスとなった。
突然の転落、
生きる希望を失った 彼を救ったのはバッハの調べだった。
ある日、何気なく立ち寄った教会で古びたキーボードを見つけ、鍵盤を叩いたところ、
最初は無関心だったホームレスが一人、また一人と握手を求め、涙を流した。
彼はこの日から雨の日も灼熱の日も路上で弾き続け、
演奏家として復活し、ホームレス生活を終えた。
そんな彼が、あいりん地区で新たな活動を始めた。
ピアノに込めた願いは叶うのか、元ホームレスの挑戦を追った。
ピアノに何ができるのか、目を閉じて、音楽の可能性を感じてください。