第8回 2010年 8月21日(土) 10:00~
小児がんと闘う仲間たちのサマーキャンプには、
病気を克服し、社会の偏見や差別を跳ね返そうともがく子ども達がいた。
以来10年間、毎年のキャンプの記録は、子どもたちの蘇る命の力を見届け、
成長を見守る「再生」の物語となった。
「命を救ってもらったお返しのつもりで、私は困っている人や弱い人を助ける仕事をしたい…」と夢を語った少女は看護師に。
「子どもが欲しい…」と切実に吐露した骨髄移植体験者が無事母親に。
小児がん患者や体験者を、
悲劇の主人公ではなく「再生」のシンボルとして描いたこの物語は、
命の尊さ、生きる意味を問いかけ、
心が病んだ時代と言われる私たちの社会に、希望をメッセージする。
文化庁映画賞 日本カトリック映画賞ほか