えんとこ(100分)監督 伊勢 真一

えんとこ(100分)監督 伊勢 真一

「えんとこ」は、縁のあるとこ。

寝たきりの障がい者、遠藤滋のいるところ。

遠藤は寝たきりの生活を10年近く続けており、不自由な体を引き受けながら、自立したいという強い意志を持ち、介助の若者達の力を借りて1日1日を丁寧に生きている。

監督は25年ぶりに再会した友人遠藤の姿に心を動かされ「えんとこ」に通い始め、カメラを回し、日常のあれこれを記録する。1日24時間3交代で遠藤を介助する若者たちは、彼と関わることで実に生き生きとした 表情を垣間見せる。

この映画は、遠藤滋と介助の若者たちとの「命を生かし合う関係」日々の暮らしを 3年間にわたって記録したドキュメンタリーである。

伊勢 真一(監督)

伊勢 真一(監督)

1949年東京生まれ。1995年、重度の障害を持つ少女の12年間を追った作品「奈緒ちゃん」で毎日映画コンクール記録映画賞グランプリを受賞。近作に「風のかたち—小児がんと仲間たちの10年—」('09・文化庁優秀映画賞受賞)、「大丈夫。—小児科医・細谷亮太のコトバ」('11・キネマ旬報文化映画ベスト・テン第1位)。
今年「傍(かたわら)〜3月11日からの旅〜」を発表。
近年はプロデューサーとして若手の作品支援にも取り組んでいる。

 

予告編

えんとこ 予告編